ご挨拶

宇田川商店 八代目 宇田川岳慶

 この度は、当店のホームページにアクセスして頂きまして誠にありがとうございます。

 私は、酒屋の八代目でありながら、20代の頃はお酒が弱いこともあって、むしろ苦手で生活に全く必要の無いものでした。社会人になると、仕事の関係でほぼ毎日お酒を飲むことになったのですが、正直なところ本当に苦痛でした。

 そんな中で迎えた3年目のある夜、とある飲食店でたまたまお客様と一緒になった時のこと。私よりも一回りほど年上のその方にこう言われました。

「うだちゃん、カタいよ。そんなんじゃ酒がまずくなっちゃうよ。せっかくだからさぁ、もっと楽にいこうよ。そうだ、今はオレのことも”ちゃん”付けで呼べよ!いいね!」

 かなり戸惑いましたが、不思議とその日は吹っ切れて、思いっきり言う通りにしてみました。そして経験したんです、「お酒の楽しさ!」そして、「お酒の美味しさ!」を。

 私が生まれてはじめて「お酒で笑顔」になった瞬間です。

 お酒は「人と人の距離を縮めてくれるもの」「自分の心を裸にしてくれるもの」「相手の心も裸にしてくれるもの」「そんな心地よい空間を創り出してくれるもの」であり、この上ない「魔法の飲みもの」だと思います。

 皆さまにも、お酒との素敵な出逢い、お酒を通じた素敵な体験が必ずあると思います。もしまだ経験されていなくても、この先、かならず体験できる日が来ます!

 美味しいお酒のある賑やかな食卓、自分のために用意してくれたお酒のプレゼントなど、お酒の側にはいつも「笑顔」があります。

 お客様に、もっともっと「笑顔」になっていただく為に、宇田川商店はあります。

 私たちの使命は、「お酒」という文化を通じて、「お客様を笑顔にすること」です!

経営理念

一、お客様の喜び、満足、感動のために、信頼と熱意を以って優れた商品・サービスを提供する

一、社員の生活の向上と会社繁栄のために、常に売上と利益の向上を目指す

一、常に食文化の創造に努め、人々の豊かな生活を実現する

沿革

1920年頃の宇田川商店 中央の3人の子供の一番右(学帽)が六代目・隆次
宇田川勘右衛門の次男、市右衛門が酒屋を創業する
店名は「角屋 市右衛門・勘右衛門商店」
嘉永5年2月初代・市右衛門が他界
二代目・市右衛門が跡を継ぐ(この年を創業年とする)
妻はうめ
明治期米蔵が跡を継ぎ、「市右衛門」を襲名し三代目に
博打好きで財を減らす
米蔵の一人娘やゑの婿養子、浅治郎が四代目を継ぐ
「市右衛門」は名乗らず襲名制を廃止する
大正期浅治郎の一人娘まつの婿養子、三蔵が五代目を継ぐ
昭和初期三蔵の次男、隆次が六代目を継ぐ
昭和29年5月隆次が会社を設立し、社名を今の「有限会社 宇田川商店」に
昭和47年4月隆次が他界し、長男の章が七代目を継ぐ
昭和50年8月支店を増設し、業務用配達の展開を拡大していく
昭和56年本店(小売)を改装
平成初期地酒、本格焼酎の取り扱いを開始する
章、全国の蔵元を巡る
平成15年業務用を縮小し、支店を閉鎖
平成17年10月章の長男、岳慶がビールメーカー、焼酎蔵での修行を経て入社
平成23年11月岳慶が跡を継ぎ八代目になる
章は会長に
平成29年4月店舗を東小松川3-18-1に移設する

現在に至る